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February 13, 2010

Tokyo13|抱負とか

明けましておめでとうございます。

新年は身内に不幸があった事もあり、慌ただしく、しかしなんとなく静かで、いろいろと考える新年となった。
ブログは全然書かなくなったがそれでも時々書かなくてはと思うのはもう七年も続けていると義務感と、何となく時折思考を整理する必要があると考えているからだ。思い返すとこれでも少しは文章が上達してきた気がしていたが、書かなくなってからどうも文章に論理構成力や切れがなくなってくどい文章を書く傾向にあると自覚している。それはおそらく書かなくなったからではなく、書くために文章を読んだり物事を考えなくなったからで何事も鍛錬ですね。

そういえば今年の抱負は「ダイエット」にした。それは文字通りの事はもちろん無駄な時間を過ごさないようにしたい。何が無駄で何が必要か、そのジャッジは時と場合によりけりだけど、有限な時間をどんな密度で過ごすか、そろそろそんな事を考えたい。中長期的にも。
社会も三年目に入って、デザインや建築設計の事もなんとなく分かって見通しもたてれるようになってきた。ぼんやりと分かっている事は、会社の中でやっていることで純粋なデザイン業務やコンセプト立案にかけている時間、図面を引いたり設計業務をしている時間なんて限りなく少なくて、往々にして他の雑務などに追われている。しかし、社会自体がそんなもので、そうでない限り一般的にどこかに歪みが生まれるか、余程システマティックに構成された組織で同じ事をやり続けている場合と思う。
大事なのは置かれている状況に対していかにポジティブに向かえるか、向かうためにどれだけ努力出来るかで、どうしてもそうなれなかった場合どうやって向き合える状態にするか、ということだと思う。

とにかく今年はもっと面白い事が楽しく出来るようにいろいろと自分からアクションも起こしていきたいです。
そして痩せれるように今年は努力したいと思いますので、本年も宜しくお願い申し上げます。

September 13, 2009

Tokyo11|ワインとか

フィンランドに留学していた際に一番大きく心を動かされた(学んだ?)のはワインだと思います。

それは人との出会いからなのですが、その後すっかりワインの虜になった私は、帰国しても、食事とワインに多くのお金と時間を費やすようになって、ようやくいろいろ勉強したり、マンガを読んだり、ワインバーに通ったり、何が好きなのかも分かってきました。デザイン事務所勤務なわけでそれ程裕福ではないので、自分で買うとなるとなかなか多くは飲めないのですが。
酔っぱらうしなかなか覚えられないのもあるので、心にとまったワインを書き記そうと思います。しかしまだド素人の初心者なので独り言な感じで。
まずは日本のワインで最近よいと思ったものを。美味しいものが多いのでなんとか頑張って応援したい。ワイナリーも巡ってみたいところです。

ボーペイサージュ Tsugane 2007 (@フロリレージュ)
メルロー種とは思えないほど軽くて上質なピノのようなワインで感動しました。ネゴシアンでつくっているHOSAKAという真っ白なラベルのマスカットベリーAのものもすごくよかった(@kurkku kitchen)。なかなか買えないのが残念。

ルミエール光 2005(@フロリレージュ)
甲州種。厚みがあり芳醇な味。

ドメーヌソガ ピノノワール 2006

一度飲んでみたかった蘇我氏のつくるピノ。ブルゴーニュのそれではないにしても、生真面目さとバランスの良さが引き立ってとても美味しい。小布施には是非いってみたいです。
桝一市村醸造所はよくブランディングされているし、ジョン・モーフォードデザインの枡一客殿も気になるところ。

April 17, 2009

Tokyo08 | marriage

結婚しました。

祝福して頂いた方、いろいろとお手伝いして頂きました方々、本当にどうも有り難うございました。
今後とも宜しくお願いします。


最近買ったペン。子供用万年筆なんだけど秀逸。
ペリカン ペリカーノJr - Pelikan Pelikano Junior - 本体:ブルー 万年筆

最近買った本。内容はさすがにマニアック。視点、論点の幅が違うなあと思う。
ヌルハチの都 満州遺産のなりたちと変遷

読み物としてこれは面白かった。もうないのかも。
川合健二マニュアル

最近話題の。内容は平凡で退屈でした。隈氏のあとがきは、なるほどと思いました。
アトラス―新しい建築の見取り図

最近、本屋で立ち読みすると建築スクール特集や、若い世代の建築特集のような本をよく見かけます。現実の辛さを押し付けるのもよくないとは思うけど、それでもなんとなく現実とかけ離れている気がしてどうかと思ってしまいます。
結局、コミュニティの中の狭い世界で作られた「イケテル」という合意、それは時につきつめてロジカルであったり、センスのよい芸術的なものであったり、奇怪なものであったり、場合によって違いますが、それを広い社会に押し付けることが、建築やデザインの役割ではない気がしています。
後々に誰もが社会に出て気づくものであるとはいえ、社会との対話の中で生まれるそれぞれのリアルな価値の方に、最近はより興味をもっています。そういった意味でも解釈の中ではなく、行動や生成されるものを大事にしていきたいです。

January 04, 2009

Tokyo07 | 新年2009

新年明けましておめでとうございます。

仕事をたくさん持ち帰ってきたのにもかかわらず、全く手をつけずだらだらと過ごしてしまいました。

今年の抱負は、チャンスを逃さないということでしょうか。
市況が悪いし、小さな事もこつこつとしっかりこなしていきたいです。

昨年末くらいからプロダクトデザインなども扱う事がおおくなってきて、rhinocerosというソフトをはじめました。
三次元の形状を自在に扱うには最適なモデリングソフトだと思います。
特にこの本がとてもよかったです。
最強の3Dモデリングツール Rhinoceros―最新Ver.4.0/Ver.3.0対応

建築やインテリア、プロダクトデザインの形状はやはり大きくは人間の想像力の範囲で制限されているところがあると思っていて、それを解放するためのツールの開発は大きく進んでいます。
合理的な解法はシンプルな直線的なものに帰結されるのが常ですが、グニャグニャなものをデザインしたり、することを要求されたりする時に、それに答えるためのツールを扱えるようになりたいものです。

ともあれ今年も宜しくお願いします。

August 24, 2008

Tokyo06 | 近況

フィンランドから帰ってきて、就職して、一年経ちました。

建築、内装業やデザインの仕事というものは全体を統合させ、監理していくことが専門家としての立場ということは頭では分かりつつ、実際に経験や知識が足りなすぎてそれを行動に落とし込めないまだまだ未成熟な自分に落ち込みつつも、業務としての仕事はだいぶこなせる自信があったし、実際そうだったけど、現実をみるというか、社会と学生の差を知る一年でした。

いい意味で勉強にはなっていますがクライアントや、事業主がいる手前で勉強ともいってられない事実もあって。
逃れられない現実と、受け止めなければならない試練をポジティブに捉えて進む毎日です。少なくとも、家にこもって空想に浸っていた時代よりはいきいきと前進しています。

ただこういう仕事をしている以上、将来に向けてのヴィジョンは常に絶やすことなく持ち続けていなくてはならなくて。時には理不尽なこともあったり見失いそうになりがちな自分が考えている思想に対して、自分の哲学を持ちながら、ヴィジョンを現実のものにしていく推進力や困難を乗り越えていく辛さと爽快感をどこまで忘れないでいられるかなんだと思います。

April 21, 2008

Tokyo05|ブログ

ブログなんかを読んで人の生活や思考の一端を垣間見えるのは、狭い世界で忙しく働く日々の中でも随分救われる瞬間です。
そんなブログの信頼性というか、情報取捨選択の可能性も以前よりはずっと広がってその文化はますます多様になっていくのだろうなと思います。
その数限りなくあるブログの中でも自分が本当にこれはすごい、と思っているものが幾つかあってその一つが本となって出版されていることを最近知って購入しました。

「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」小山田咲子著

二年半前に不慮の事故で亡くなってしまった大学時代の同級生で、才能とはこういうものなのだと思わされるような文章を書く方であり、人でした。
今改めてそれに触れ、感動したり、懐かしく思ったり、情景や感性の描写と移ろいの見事さに感嘆したり、不思議な気持ちになりました。

鴻上尚史氏が序文を書いていて、その文が自分がこの文章に対して思うところを余すことなく表現していると思ったので引用しておきます。

「この本は、二十四歳で突然、人生を遮断された女性の遺稿集ではありません。これは、一人の才能溢れる女性の見事な作品集です。こんなに楽しくて、勇気をくれて、考えさせられて、深いブログ日記を僕は他に知りません。この文章は遅かれ早かれ、間違いなく世に出ていたと思います。それが、このタイミングになっただけです。そして、彼女もまた、遅かれ早かれ世に出ていたはずです。本当に惜しい。胸張り裂けるほど惜しい。
あなたが小山田咲子さんを知っているのなら,この本で彼女の才能を改めて確認して下さい。そして,あなたが小山田咲子さんを知らないのなら,この本でその才能と出会って下さい。」

March 16, 2008

Tokyo04|労働

新年最初の書き込みです。明けましておめでとうございます。

帰国して、既に9ヶ月、事務所に通いはじめて七ヶ月目。
大変な道を選んだものだとよく考えます。それでもやれるのは、帰国してここまで走り続けているけれど、常に周り、その先と視野を広く持てているから。そうでなくなった瞬間に続けることが出来なくなるのがこの世界のいい所でもあり悪い所でもある気がします。学生時代にも、そして働き始めてからもそういう風景を多く見てきました。

だから、今年はそういった状況に応じた振る舞いを瞬間的に論理的に考え、何事もなかったように軽やかに振る舞う。そういった年にしたいです。これでは抱負ではない気がしますが。。。

youtubeの動画は、最近のappleのCMで使われている曲のPV。才能がある人は世の中に実に多くいて、それを見逃さない多くの人がいます。

December 31, 2007

Tokyo03|大晦日

あっという間に大晦日になってしまいました。

留学→旅行→帰国→就職と、激動の一年でした。
後半は忙しくて、大変で、どうしようかと思いましたが、なんとかここまでやってこれました。本当にいろんな人々のおかげだと思います。少しは自分の力を社会に還元出来たかしら、、、

今年一年、フィンランドで、日本でいろんな人に出会いました。思えばとても魅力的な人が多くて、それぞれの人がそれぞれの人生を生きていると思うと勇気が出ます。毎日が必死だったので、ここ数日ゆっくり家で過ごすとそんな事を思い返していました。

ここに文章をしばらく書かなくなってから、今ひとつ文章能力が落ちたかなと思います。ご勘弁を。今後もこんなペースで。

それでは今年も一年ありがとうございました。よいお年を。

July 17, 2007

Tokyo01|coming back


帰国前日のキャンプファイヤーの時の写真。おそらく夜の12時頃。

更新が大分開いてしまいました。

フィンランドから帰国し、今は日本にいます。最近は就職するために設計事務所の門を叩いているところです。
ipod with videoを買ったので電車の中でサウスパークばかりみています。英語力を落とさないように。電車バンザイ。

フィンランドでは多くの事を学べ、仲間を得、経験を出来たと思います。

そもそもフィンランドにいる間にストレスを感じたことがほとんどなかったし、ホームシックにもかからなかった。たった10ヶ月の滞在だったけれど、本当にいい国だと思うし、選んだチョイスに一分の狂いもなかったと思います。
豊かな自然、きれいな空気、しっかりとした教育、寒い冬、緩い感じのパーティー、、、何もかも恋しいと思いますが、何よりホストである生真面目だけど親切で愉快でガツガツしていないフィンランド人たちは本当に素晴らしいと思うし感謝です。

日本に帰国して二週間、環境の大きな変化に対応出来るか不安だったのに、意外とすんなり適応してしまって拍子抜けな感じです。それでも東京はヘルシンキより全ての選択肢が余りにも多いので、この場所をうまく使いこなして行けたらいいと思います。

May 27, 2007

HELSINKI26|excursion, exbition, wood program


タピオラの教会、Aarno Ruusuvuori、1965、Tapiola
とうとう大判カメラで撮りました。外観その一。


外観その二。


Church of the three crosses IMATRA, Alvar Aalto、1957-58、Imatra
イマトラの教会内観。工事中だったのを入れてくれた。想像以上によい。本当は中は三室に可動式の間仕切りによって仕切られているのだけど、他は工事中で入れなかった。でもこの一室のコンパクト差と有機的さがとてもよいと思った。


Sunila pulp factory complex and housing estate、Alvar Aalto、1935-54、Karhula、Kotka
アールトによる集合住宅群。広大な敷地にアールトの建築が沢山。来る前まで全然知らなかった。この写真は元管理人の家。


Lauritsalan kirkko, Korhonen, Toivo & Laapotti, Jaakko, Lappeenranta, 1969
ペラペラな薄い感じを豪快な構造で支える建築。内観が外観に比べてシンプルだった。


ウッドプログラムの今年度の作品。詳細は次回のJDNで、、、

*春はゆっくりゆっくり来ています。ジャケットがいるのだかいらないのだか、日本のようにはっきりとした変わり目や臭いがないせいか、季節感が狂ってしまいます。しかも、朝三時くらいから夜の11時くらいまでそれなりに明るいのもまた。

*ウッドプログラムの今年の作品が完成しました。残るは後フォトグラフィスタジオの講評とマイレア邸エクスカーション、そしてあと少しの提出物。いろいろあったけどこの一年で自分の建築に対する見方だったり、態度だったり、考え方だったりが結構変わって、そしてフィックスされたような気がします。

*六月一日から12日間ほど、モロッコ、ポルトガルに行ってきます。最初はポルトガルで建築を見るのがメインだったのですが、ガイドブックやインターネットを見ているとモロッコがあまりに魅力的過ぎて、だんだんそっちがメインになってきました。今回は、ヘルシンキとはいろんな意味で大きな違いのある国に行くのでそれなりの緊張感を持っています。旅と言えば、僕は疾走型の旅を好みます。しかしこういう旅をするのもしばらくないかもしれないので一歩一歩大地を踏みしめながら疾走する感じにしたいです。

May 11, 2007

HELSINKI25|wappu, photograph, execise


タピオラの教会、 Aarno Ruusuvuori 、1965


ヴァップ(メーデー)の風景

しばらく更新していませんでした。忙しさも一段落したところに、日本のGWが重なり両親や友人の来訪もあったもので。というのは言い訳で、パソコンの前にいるときはサウスパークばかり見ているため。
先日大判カメラの実習も終わり、本番を撮ってきました。まだ現像前ですが、仕上がりが楽しみです。なるほど思ったよりずっと簡単ですが、手軽に一枚、という感じではないので、途中でチャンスを逃したりしながら、太陽が来て欲しい所に来るまで待つために大変時間をとられて、結局五枚撮るのに七時間も費やしてしまいました。

※ウッドプログラムも佳境を迎えています。それはまたJDNでレポートしようと思っています。
INAXのリノベーションフォーラムにフィスカルスについて寄稿しました。ご笑覧下さい。

April 02, 2007

HELSINKI23|spring has come


Myyrmaki Church (1984) Juha Leiviska/外観


Myyrmaki Church (1984) Juha Leiviska/塔の部分


Myyrmaki Church (1984) Juha Leiviska/ディテール


Myyrmaki Church (1984) Juha Leiviska/ディテール02


Myyrmaki Church (1984) Juha Leiviska/内観


Myyrmaki Church (1984) Juha Leiviska/内観02

ヘルシンキにも春が到来せんとしています。

毎日快晴の日々、日中の気温は10℃を超え、本当に幸せを感じずにはいられません。日本の春のにおいや雰囲気から感じる春の訪れのような、どこかういういしくて憂鬱な気持ちや感情だとか何とかは、気候の違いによって感じることが出来ないのが残念だとは思いますが、それを遙かに凌駕して快適です。もうダウンジャケットを着なくてよいなんて、、、
それと共にエクセサイズもはじめました。友人に連れられジムに行ったのを始め、海沿いをランニングしたりしています。サマータイムに突入し、夜も九時くらいまで明るいので、驚くほど美しい夕暮れを背にジョギングをしていると、ああ何ていい国なのだろう、、、とふと考えたりします。

写真は、レイヴィスカという建築家によるミュールマキの教会。これも写真のスタジオのために撮ったもの。四日連続で異なる時間に通って合計3、400枚撮りました。カメラは初心者なので、毎日沢山撮っていると、自分の技術がだんだん上がっているのが目に見えてきて本当に面白いです。
そして写真にとってもちろん光は最も重要な要素ですが、今更ながら建築もそうなんだなと気づかされました。光によって内観も外観も全く違って見える。レイヴィスカの建築は正直ピンとこない部分があったのですが、なるほど教会ということもあって時間の経過とともに見せる表情の違いが一つポイントな気がします。もちろん、どの建築でもそうだけど思うんですが、この極端な気候だったり暗さや明るさというものもきっとあるんでしょう。冬の最も暗い時の朝に来てみたいです。

次回はlarge format cameraに挑戦予定。いわゆるシノゴとかそういうやつです。先生が希望者にレクチャーしてくれるらしい。ワクワク。

*そういえばAdobe CS3がリリースされました。Photoshopのベータをダウンロードして使ってみたところバッチリサクサク動いてくれます。ありがたや。これまでIntel Macではアドビがネイティブで動作しなくて何の作業も出来なかった(windowsでやっていた)のですが、これでやっと人間らしい速度で使えます。やっほい。

March 14, 2007

HELSINKI21|Stockholm


The Woodland Cemetery, Erik Gunnar Asplund, 1930, Stockholm


Stockholm Public Library, Erik Gunnar Asplund, 1920-28, Stockholm


ストックホルムのダウンタウンに程近いジャズバー。

ストックホルムに行ってきました。ヘルシンキからは船で約15時間、コストはヴァイキングラインでもシリアラインでも20ユーロくらいです。ちなみにヴァイキングは、一ヶ月くらい前に予約を入れれば17ユーロでした。シリアは当日いって空きがあったら20ユーロ?とかそんなんらしいです。詳しくは知りませんゆえ。
船の中は両国を行き交う人々の自由さがうかがえる何ともクレイジーな情景でした。カフェ、レストランに始まり、免税店、カラオケ、クラブ、サウナ、ジャクジーとやりたい放題に騒ぐ乗客に溢れる船内はなんともよい雰囲気でした。しかし実際一人旅だったので、船の中ではやることもなく退屈でした。キャビンで一緒になったのは英語が全く話せない75歳のおじいさん。出来ないフィンランド語を総動員してコミュニケーションに努めました。

*ストックホルムは、ヘルシンキの道の広さを0.75倍にしてその他はすべて1.5倍にしたような感じのところでした。もちろん建物の古さや人種の構成も言語もフィンランドとは全然違うのですが、スウェーデンはスウェーデンでとてもきれいでよい国だと思いました。また、こちらでは買いにくいもの、例えば英語の本やよいCD、服もスウェーデンなら買える、というものは結構多かった気がします。セブンイレブンもMUJIもたくさんあるしね。
途中でカメラが壊れてしまい(現在修理中、保険会社と交渉中)がっくりでしたが、アスプルンドの建築はとてもよかったです。霧がかった日に偶然訪れたのがラッキーで、cemeteryは幻想的でやはり素晴らしかったです。
ところで訪れた時には以前出雲大社に霧の日にいったことを思い出しました。前の小道がまっすぐ延びていて、参道みたいだなあと思ったのもあるし、入った感じや木が教会の前にたっていて、その後ろ側に隠れるようにある教会、というのもなかなか珍しくて神社のようだと感じました。また、屋根が少しだけむくっているように見えて、しかしそれを支える柱は一方でギリシア神殿のようで、すごく不思議な建築でした。

*またラファエル・モネオによる現代美術館Moderna Museetもよかったです。建築というよりも美術館のコレクションがよかったです。あまり美術に造詣が深くないのですが、ダニエル・ビュラン、トーマス・ルフ、杉本博司といった現代の作家のものからデュシャンのトイレや大ガラス、さらにはジャコメッティやピカソ、マティスまで様々な有名な作品がありました。
それと思い出に残っているのはユースで同じ部屋になったアメリカ人に誘われてジャズバーに行ったことです。ここはすごかった。フィンランドでは変なクラブばかりに行っているので(最近はあまりいっていない念のため)、ジャズは詳しくないにしろ、良質でクールな音楽を聞けたのは非常によかったです。こういった音楽を楽しむ空間が自然に街中にあって、洗練されている街だなあとつくづく思いました。

February 11, 2007

HELSINKI18|寒波


Olavi Koponen, Kotilo(The Seashell House)、 2005、Espoo、外観


ラップランドの風景。

ヘルシンキにもようやく寒さが到来し、寒い日はマイナス20℃、少なくともマイナス10℃を超える日が多くなってきました。外に出るのがひどくおっくうで、怠け者になりそうで、アフリカやハワイとか、とにかく南の国に行きたいな、と思うようになりました。
最近は、前のエントリーのようにレヴィにいって、雪の彫刻をつくったり、ウッドプログラムのコンペを提出したり、アルバイトを続けたり、飲んだり、飲んだり、飲んだりとなかなか忙しくすごしていました。コンペに関しては満足のいく物が出来たんじゃないかと思います。少なくとも自分の壁みたいなものを超えることができました。先生の言うことに納得出来ずにいたものの、やはりアドヴァイスは聞き入れる部分も多々あって人との対話は本当に重要だと思います。
ところで、やはり海外で建築を学ぶメリットはやはり雑音がある程度遠いところにあって、集中して建築を出来ることだと思います。今更ですが、建築を楽しんでいます。知識や技術はさておいてこういう事が自分の栄養になったり、自信になったりすればとてもよいです。

ところで最近高木正勝さんの動画がアップルのホームページにありました。五年くらい前、何気なく見ていたNHK教育なにかテレビで、動画が使われていてひどく感動して友人から"Journal for people"を借りました。何百回と聞いたので彼の音楽は食傷気味だったのですが、新しいものも素晴らしく洗練されており、思わずITMSからダウンロードしてしまいました。日本のこういった繊細で美しい感性を懐かしく思うし、自分も発揮しなきゃなと思います。

January 01, 2007

HELSINKI15|2007

明けましておめでとうございます。
年明けはSenaatintoriの前でカウントダウンをして過ごしました。街中花火をする人たちで溢れていました。花火の高さが低かったのもあったけど花火の写真を撮るのは難しい。今度は日本のでかい花火で三脚付きで挑戦したいです。
今年の抱負というわけではありませんが、積み重ねてきたものを還元する年にしたいです。そろそろね。それは労働とかそういう事だけではなくて。目標としては時間の使い方をうまくしたいです。とはいえ新年からyoutubeでチュートリアルの漫才を見ていた、、、

明日からまた労働です。
とにかく今年もよろしくお願いします。

December 20, 2006

HELSINKI12|休み、労働、建築写真


ヴィートゥレスク(エリエル=サーリネン、アルマス=リンドグレン、ヘルマン=ガゼッリウス、1903)
知人にお誘い頂いて訪れた。中世から(日本だったら近世か)近代へ向かう時代の20世紀前後の建築はいつ見てもどこの国でもちょっと不思議で楽しくて好きだ。


エスプラナーディのクリスマスマーケット。幾つか購入。意外と安い。


Kamppiの中の寿司屋。味噌汁2ユーロはなしですぜ。


働いている事務所。


オリンピックスタジアムの中で行われた秘密(?)のパーティーの時に撮影した展望台からのヘルシンキの街並み。

*いつも少しだけ手伝っている(でも奥付に名前が!)エクスナレッジのHOMEの「建築写真」特集が届きました。まだパラパラとめくっただけですが、本の臭いが少し日本を思い出させました。

*前半のセメスターが終了して、冬休みに突入しましたが、ここぞとばかりに毎日労働をしていて学校があったときより忙しい感じです。しかし「外国で働いてみる」というのは一つの成し遂げたかった目標だったので毎日新鮮です。またとても楽しい事務所に出会えたのも本当に幸運でした。

*ところでフィンランドに来て建築の作業をして最初に感じたことは標準化のこと。

ツールに関してだったら、今や多くの国で同じCADなんかの設計ツールが使われているし、理念についてもヨーロッパやアメリカなんかの先進国で学ぶ建築の人たちは、つまり建築について「面白い」というのはこういう事で、それはプリミティブなものも含んでいると思うのですが、だからそうする、というある理念を共有している。今だったらやや言語化されにくいロジックを元に同じツールで作る。ある批評家はそれを「後期バロック」と呼んでいたけれど、日本もその一つでしかなくて、世界の中で建築は、その教育も含めてどんどん均一化されているのかなということを時折感じます。
何も懐古主義的な事を空想するわけではないのですが、それをブレイクスルーする何かが生まれるのだろうか、と考えるとウーンとなってしまいます。

それでも一応やはり国によって差異はあって、それは気候だったり、コモンセンスだったり法律だったりすると思うのですが、特にフィンランドの幾らか堅実な作品や街並みを見ていると、それは古い建物からアールトなんかの近代建築、そして現代建築も含めてですが、何かしらバロック的なもの以外のものもあり得るのかな、なんて考えます。

こんな事を書くつもりではなかったのですが、誤解を恐れず書いてしまいました。

要するに、ヘルシンキに来てからオートキャドとスケッチアップを覚えて、ヘルシンキのお店やバーやあるいは建築の、気取りきれない、でも自然な感じが最近妙に気に入っているということです。

October 09, 2006

HELSINKI08|つなぎ、日常


メトロの様子。


メトロ。


家の前に干されるつなぎ。


Kaivopuisto公園。

最近はメトロに凝っています。トラムやバスを駆使すれば、ヘルシンキの街を回ることはとても簡単なので、なかなかメトロに乗る理由は見つけにくいのですが、ハカニエミのマーケットやアジアの食材屋に行くのに便利なのでよく乗っています。逆に東京ではメトロばかりのっていたので、たまにバスに乗ったりすると意外な発見があって面白いのですが、こちらで乗るとなんとなく都会に来た感じがして安心感さえあります。

ところで、幾つかの国でメトロに乗ったのですが、やはり外国のメトロはかっこいいです。日本のメトロは便利だけど疲れるし混んでるしであんまり好きではないのですが、例えばモスクワやナポリのようなちょっとおどろおどろしい感じも好きだし(好きとか言っている場合ではないのだろうけど笑)、パリやロンドンの都会的で洗練された感じも好きだし、はたまたヘルシンキはきれいで空いていて清々しささえあります。写真はkamppi駅のものですが、なんか造形がすごいことになっています。

夜遊びの写真も増えてきましたが、今度は人の、どアップばかりでブログに載せる類の写真ではありません(苦笑)。大きめの写真を載せるのをモットーとしてしまったため、記録写真ばかりになるのは残念ですが、まあ仕方がありません。下の写真は海沿いの公園でピクニックに行ったときのもの。Kasi&Shun。

※あるウェブサイトで連載をすることになりました。そのうちリンクするので是非ご覧下さい。(ますますこのブログの位置づけが難しくなってきたなあ)

September 30, 2006

HELSINKI07|サウナ・ズントー


ケーブルファクトリー@Ruoholahti
古い工場をリノベーションしてアートギャラリーへ。


サウナから飛び込むまでの道。

*ここ最近は木を切り刻んで作品を制作したり、家の設計の課題に取り組んだりしています。最初より学校の課題もペースが分かってきて落ち着いてきました。

*昨日は、授業の一環でsprit of natureという賞の授賞式の講演会にいってきました@ケーブルファクトリー。この賞は木造建築賞みたいなやつで、一回目の受賞者は隈研吾だったりします。今回の受賞者はピーター・ズントーで、非常に面白い講演でした。ズントーが登場する前に、プレゼンターが、「あなたたちに最初に音楽を聴いてもらう、その後で彼が登場する」と言って、突然クセナキスの音楽がかかり、ズントーは現れました。近年の作品の紹介などが主だったのですが、名前は分からないのですが教会のプロジェクトが興味深かったです。それは、内部に空洞をつくるために、まず木で空洞部分を形作り、その周りをコンクリートで四角いヴォリュームをつくって、最後に型枠の役割をしていた木を中から燃やす、というプロジェクトです。今は形は出来ていて、もうすぐ木を燃やす段階にいたるらしい。完成が楽しみです。
そういえばこの講演会の後、節操もなくサインをもらいました(笑

*先日留学生のためのサウナパーティーがありました。お酒を飲んだり、飲みながらサウナに入ったりするもので、とても楽しいものでした。そしてはじめてサウナから飛び出して海に飛び込むというエンターテイメントも体験してきました。。。男女問わずフォーと言いながら飛び込んでいく。なんなんだこれわ。。。でも写真の道は、夜になると本当に幻想的で素敵でした。

September 22, 2006

HELSINKI06|学業


森。


湖。


Vallila gardens
ヘルシンキのちょっと外れ、でもトラムで中心から20分くらい、のところにあるサマーコテージ。整然と区域が分けられており、政府の管轄で材料や部屋の広さ、デザインまで規定しているらしい。一つのコテージは30平米程度、300万〜400万円程度だそうだ。しかしこの情報は僕のリスニング能力の低さによりきわめて不正確。anyway、なんだかとても楽しそう。

最近は、学校のスタジオも本格的に始まり忙しくなってきました。でもなんとか乗り切りながら、キャンパスを歩いていると知り合いも会うし、幾人かのフィンランド人の友達(kasi君、Marika先生、Big up!!)も出来、夜遊びも覚え楽しくやっています。夜遊びの写真なども撮ったのですが、なかなかいい写真が撮れずじまいで、iphotoには建物と森ばかりになってきています。そのうち、もっと楽しい写真を撮れるようにならないとな。

また英語での最初のプレゼンテーションも終えました。語学力の乏しさだけは全く改善されず、話す機会が増えるほどどんどん下手になっている感じがするのは気のせいでしょうか、、、またプレゼンテーションはいいとして、ディスカッションがひどいです。でもこれは、英語力の乏しさがまずあるのだけど、それだけではなくて、多くの日本人もそうだと思うのですが、僕の性格としてあまり議論が得意ではないというところに起因するものな気がします。なかなかに難しい。

写真はエクスカーションで訪れた森。国立公園で、木を伐採すると罰せられる、という場所です。つまり、管理もされないで、自然の生態系そのままということで、そのすごさをひしひしと感じました。森は生きている。

September 15, 2006

HELSINKI05|生活・思考


ヘルシンキ(オタニエミ)工科大学・メインビルディング内観/アルヴァ・アールト

学校が始まり課題がスタートしました。200mmの立方体の箱をつくるというものと、休暇のための小さな住まいです。
大野秀敏さんだったか誰かが言っていたと思うのですが、建築教育の国際化、つまり建築教育が世界的に同じようなものになっている感じがするという話がありました。実際のところ、要求される課題の質や内容は、日本と同じようなものだなあ、という感じがします。しかしながら、国際色豊かな場所で、異なる文化の人たちに対して自分の考えを適切に伝える、ということが一つ大きく違うところで、もう一つは課題に対してリアリティや明確なコンセプトをもっているということでしょうか。日本の場合、とにかくヴァーチャルなことだということが前提で、面白いものを作れ!というのが多い気がするし、それも面白いし、基礎としてそれがなくちゃだめだと思うし、十分グローバルスタンダードだと思うのですが、実際に素材に手を触れ作るというのはなかなか新鮮だし、フィンランドが作りあげてきた伝統のものなのでしょうか、興味深いです。

それと日本の建築家の知名度には度々驚かされます。とくにShigeru Banの知名度はすごいです。アメリカ人はディスカッションの際にギャラ間の日本語の本を持ってきたし、メキシコ人は「はだかの家」や「カーテンウォールの家」はまじすっげーよ、と言っていたし「トーヨーイトー」やら「キショークロカワ」やらいろんな名前が揚がります。そしてよく知っている。日本のパブリッシングのすごさ。「A+U」は本当に読まれているし(みんな「エープラスユー」と呼ぶので最初分からなかった)、僕が関わっていた雑誌も知られていました。大学の図書館にも見慣れた本がたくさんあります。

そんな感じで日々を過ごしていますが、最近は音楽を聴くことが楽しみの一つです。なぜかマイブラにはまっています。
そしてオンライン上にいる時間が長くなりました。いろんな人のブログを見るので数人の魅力的なブログに感化されがちです。やっぱり出来るだけ少ない言葉で淡々と状況を記述したいと思うのですが、よくも悪くも毎日が新しくて具体的なのでなかなか難しいです。特に考えず更新したいときに更新してしたくないときにはしない予定です。

June 30, 2006

すごいぞいけあ

今日は久々に在宅作業で夕方頃には目処がたったので、海外用の補助的な口座をつくろうと新生銀行で口座を開設しに家から一番近いららぽーとまでいってきました。ららぽーとといえば南船橋で、ついでにIKEAにもよってきました。実をいうと、最寄り駅ではないにしろ、私が住んでいるところから一駅でいけたりするんですが、IKEAがオープンして以来、ずっと行こうと思っていたものの休日はこみそうだし平日には行けないし、行く機会を逸してきました。
安いおしゃれとは言うもののいかほどのものかと思っていたのですが、本当に安くておしゃれ。今ではオープン当初の人ごみもどうやら緩和されているようで、ファミリーやらカポォやらがぽつぽついるような、ほどほどの人の入りでした。そんな中、一人で「おお、安いな」などぶつぶつ言いながら、50円のマウスパッドやら79円のポプリやらいろいろ買ってしまいました。島陳のように至るところに置いてある目玉商品やら、ポップなサインやら陳列の妙ですね。いやあしかしエキサイティングで面白かった。また日本を離れる前に行く事になるんだろうな。

ちなみにもう何度も通っている風景だけれども、相変わらず京葉地域の工場や団地が連なる風景ってすごいものがある。誤解を恐れずいえば、モスクワでみたような社会主義的な団地の風景と通底するような殺風景なものだと思うが、ひたすらに無表情なその風景に感興に似たものを覚えたりする。ニヒリズム。

※ちなみにコメントやトラックバックを受け入れるようにしました。万が一このサイトを見ている方がいらっしゃれば気軽にどうぞ。

April 11, 2006

週末02

先週末も享楽的になってしまった。金曜日は仕事のあとお茶の水で痛飲。土曜日は昼までゲームをやりつつ、本八幡のラーメン巡りをしようと思っていたところに、某教授との飲み会の知らせ。恵比寿で痛飲。ハイチが気になり始める。スコティッシュバーにてウィスキーをさらに痛飲。終電を逃していることを言い出せずに、友人宅へ。次の日は午前中にカメラと諸々のものを取りに一瞬帰宅し、O氏とともに知人のオープンハウスへ。その後新宿の中華料理屋でプロジェクトの打ち上げ。
ちなみにその打ち上げは、新宿五丁目にひっそりたたずむ 東順永というお店だった。中華の中でも瀋陽料理。値段も手頃で確かな味。最後は水餃子でしめる。これがまた激ウマだった。日本を離れる前にまた行きたい。
今週は仕事に加え学会論文その他諸々の予定がかぶりハードワーク。GWはまったりしたい。

※借りているサーバーが不具合を起こし二日くらい表示がおかしくなりました。あしからず。

April 05, 2006

サクラ

先週は享楽的な一週間だった。水曜日は修了式、謝恩会で泥酔し、木曜日、金曜日はかろうじて働いたものの、その足で新木場AGEHAに初上陸、ROVOのライブにしびれる。土曜日は昼頃起きて昔のバイトの花見に参加し泥酔。日曜日は午前中に起き、激しい二日酔いと戦いながらとある方の家のベランダからみえるサクラで花見。9時間も続けて飲む。
花見とは不思議なもので、郊外の大きな公園とかでやるならまだしも、車がビュンビュン走る都心のわずかな隙間に広がる公園のど真ん中でピクニックをするなんて、普段やっているとちょっとおかしい人だと思われそうだし、実際変な話だが、サクラが咲いた瞬間にそこでピクニックをやっていいという市民権を得る。赤信号みんなで渡ればなんとか。でもゴミ放置がとてつもなく多くて、そこらへんの赤信号発想はモラル的によくないな、と泥酔しながら思った。
ともあれ、縁あって頑張っている人、悩んでいる人、物知りな人、いろんな人と出会えていることにシミジミとしてしまいながらサクラ散る季節を感じる一週間だった。