TOKYO16|一級建築士試験02/概要

一級建築士試験は学科試験と設計製図の試験の二つからなります。細かい内容は他のエントリーに譲るとして、私が合格するために必要だと思ったこと、感じたことなどを書こうと思います。
まず、この試験は決して特別な才能などを要求されるような試験だとは思いません。ある程度(かなり)の努力と、建築全般に関する理解や知識、そして運のようなものも最終的には要求とされる試験です。私は2013年度の試験に合格することを目標にしていたので、そのために学校にかかる費用・時間などを考慮して転職しました。巷では学科試験は資格学校のテキストがあれば独学でも可能という声もありますが、余程勤勉な方や、様々な分野の建築実務に携っている方ではない限り、全範囲を網羅的にテキストだけで把握するのは難しく、座学・製図ともに学校に通う必要があると感じました。学科試験も満を持して年内11月頃から始まる講座から受講しました。年内の講座は、久々の試験勉強、またその学校の勉強のシステムに慣れるという意味でよかったと思っています。またS資格の法令集は年内のうちに発刊されるので、いち早く入手でき、線引きなどの作業を年内に終えることができるというメリットもありました。
本講座はライブ講義と欠席者のためDVD講義、さらには別途補足講義などがあります。暇があればDVDブースに通って教材は全て視聴し、本講義もDVDを見ながら予習という事を行っていました。資格学校はオプション講座といって、GWや直前期に別料金で補講を組んできます。私は直前期の講座を受講しましたが、資料はよくまとまったものが配布されていました。そして、7月28日に学科試験が行われ無事合格できました。苦手だった構造・施工が易しかったものもあり、学科はまず合格しているなという確信を持っていました。結果、基準点を15点ほど上回る点数の自己採点で合格しました。
この時点でかなり燃え尽きていたところもあるのですが、製図試験は学科試験の約2ヶ月半後に控えているので、そこから一気に製図試験の準備が始まります。この試験はここからが本当に大変な試験です。私はあまりRCの建物や2000㎡などの中規模の建物の設計をしたこともありませんでした。また手書きは建築を学び始めた半年くらい少しやっただけで、全く書いたことがないに等しいレベルです。それを二ヶ月で論旨の記述・製図をあわせて6時間半の間に限りなく精度のいい図面を書けるようにならなければ不合格になる試験です。まずはインターネットで情報を集め製図道具を買い集めました。ここは試験の本質ではないのですが、それでも道具は非常に重要です。その道具を持って製座に臨むわけですが、最初のトレースの課題では10時間以上かかりました。これを3時間半に縮めるのが最初の目標です。そこからが本当に大変で、毎週出される課題を平日深夜・土曜日を使ってこなし、日曜日は朝から深夜まで学校で缶詰で製図。会社で徹夜してそのまま次の日の模擬試験にのぞんだこともありました。本番の製図試験では、誰もがそうですが、焦りと緊張で思うようには書けず、失敗ばかりが目についておそらく不合格ではないかと思っていましたが、12月19日合格することができました。この試験の大変なポイントは一定の実務経験が必要という性質上、多くの人が仕事、それも激務の中受験しているということではないかと思います。
しかし私が最終的に感じたのは、各々の繁忙状況はそれほど関係なく、この試験に合格することをそれぞれの事情の中で、一番のプライオリティとして考えられている人が合格しているということです。逆にいうと、そういう状況を作り上げることが一番の合格への道だと思います。

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