Tokyo05|ブログ

ブログなんかを読んで人の生活や思考の一端を垣間見えるのは、狭い世界で忙しく働く日々の中でも随分救われる瞬間です。
そんなブログの信頼性というか、情報取捨選択の可能性も以前よりはずっと広がってその文化はますます多様になっていくのだろうなと思います。
その数限りなくあるブログの中でも自分が本当にこれはすごい、と思っているものが幾つかあってその一つが本となって出版されていることを最近知って購入しました。
「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」小山田咲子著
二年半前に不慮の事故で亡くなってしまった大学時代の同級生で、才能とはこういうものなのだと思わされるような文章を書く方であり、人でした。
今改めてそれに触れ、感動したり、懐かしく思ったり、情景や感性の描写と移ろいの見事さに感嘆したり、不思議な気持ちになりました。
鴻上尚史氏が序文を書いていて、その文が自分がこの文章に対して思うところを余すことなく表現していると思ったので引用しておきます。
「この本は、二十四歳で突然、人生を遮断された女性の遺稿集ではありません。これは、一人の才能溢れる女性の見事な作品集です。こんなに楽しくて、勇気をくれて、考えさせられて、深いブログ日記を僕は他に知りません。この文章は遅かれ早かれ、間違いなく世に出ていたと思います。それが、このタイミングになっただけです。そして、彼女もまた、遅かれ早かれ世に出ていたはずです。本当に惜しい。胸張り裂けるほど惜しい。
あなたが小山田咲子さんを知っているのなら,この本で彼女の才能を改めて確認して下さい。そして,あなたが小山田咲子さんを知らないのなら,この本でその才能と出会って下さい。」