留学02|奨学金とか


大方の場合、留学するときの問題点といえば、語学とお金だと思います。この二つは切り離せないものだと思いますが、僕の場合も奨学金が受給には多くの時間を割きました。結局はだめだったのですが。
最初はロータリークラブという団体の「国際親善奨学生」というものに応募しました。この奨学金についてはいろんなサイトや、ロータリーのホームページを見てもらう方が早いのですが、なかなか手続きに関する情報がないのが事実です。
ロータリークラブというのは国際親善を目的として戦前より続いているある種の社交クラブのようなもので、全世界各地に存在するものです。国内でも各県に数個の地域のクラブと、もう少し大枠で各県、あるいは数件にまたがる数字四桁で表される地区クラブという二つが存在します。
国際親善奨学生として受け入れられるためには、まず地域クラブからの推薦を得た上で、地区クラブの選考を得て、さらにロータリー本部に推薦されて、受給が決定します。ロータリー奨学金のいいところは、各クラブで数名(年々減ってきているようですが)の受給者を選出しているということで非常に倍率が低いということがまずあると思います。相当額(MAX25000ドル)もの奨学金をこのように平等に受給できる奨学金のものとしては唯一のものだと思います。また、国に関してもどこでもよく、むしろロンドンやニューヨークのようなメジャーなものほど不利で、ちょっと外れたところになると有利ということもあるようだったので、フィンランドを志望する僕としては打ってつけのものだったと思います。また地方になればなるほど、受験者が少なくなり有利というのもあったりして、選考自体は留学する一年以上前からはじまってしまうのでそこらへんの折り合いがつけば非常に可能性の高いものといえます。
僕の場合、面接等ありましたが、地区のロータリーの方などのお世話もあって、知り合いがいたためになんとか地区の推薦を獲得するところまでは難なく進むことができました。しかし本試験の方で、英語の面接、面接ともにうまくいかず、TOEFLのスコアや志望動機の曖昧さもあって、結局は補欠合格という非常に厳しい結果となってしまいました。受験者は15人ほどでその中で4人選出のところを5番目、という悔やんでも悔やみきれない結果でしたが、それでもあの面接のうまくいかなさ(苦笑)の中ではよくそこまで、というのが正直の印象です。
次に出したのが、いわゆる国費奨学金というやつですがこれは留学する国によって状況がまるで違うと思います。フィンランドの場合は、まず日本の文部科学省に書類を提出して、それが通れば、向こうの教育支援団体(CIMO)というところに推薦され、選考が行われてそこから結果が直接帰ってくるというものです。こちらも日本で通過するのは10名で、かつ提出できる条件が非常に厳しい(修士号取得者、大学、研究機関に在籍しているなど)ので、それほど提出する(できる)人は多くないのではないかと思います。また、このときには、留学希望の大学の受け入れ許可が事前に必要だったために、昨年の10月時点で既に受け入れ許可は得て、もう奨学金はだめでも行く、という状況を作ってしまいました(笑)。
政府奨学金の書類の提出は、修士論文の提出の次の日だったこともあって、修論も焦る間もなく早めに提出し、最後はバタバタになって書類を提出しました。希望者多数の場合面接、ということでしたが、面接もなく文部科学省の方からはあっさりと通過の通知がきました。ところがこれもCIMOの方で「ごめんね、奨学金は出せないよ」という、あっさりとした文書が届き結果は没となりました。理由は書いていなかったので何がよくなかったのかはよくわかりません。
いずれにせよ、今は必死に働いて稼ぐはめになってしまいました。
敗因は二つともおそらく詰めの甘さだったのだと思います。事情はあったにせよ、二つともかなり早めに動いて行動していた割には、その行動やモチベーションが最後まで持続せず、我ながら肝心の計画書などの部分でふがいない内容のものを提出してしまいました。またTOEFLの結局200点(CBT)にも達せず、それも少なからず影響したと思われます。
ただ、この手の奨学金等は先述したように、提出するまでの条件が難しく、またその手続きも非常に煩雑なため、提出まで至る人が少ないと思われて、僕のような人でさえもいい所までいけたし、なくても行くんだという気持ちを持ってガンガンチャレンジしてみるのもいいと思います(←説得力がない)。
写真は失意の金沢駅。