週末の映画


週末は二本映画を観る。一本はDVD、一本は劇場で。
*過去のない男/2003/フィンランド・ドイツ・フランス/監督・脚本:アキ・カウリスマキ/97分
「人生は前にしか進まない」
暴漢に襲われ記憶喪失になってしまった男が、見知らぬ世界で新しい希望を見つけ生きていくという話。非常に単純なストーリー構成の中に巧みに織り交ぜられた小さなエピソードが微笑ましく、淡々と、しかしながら緊密な画面構成で描かれていく事実の積み重ねが話に重層感を与えている。傑作。★4.5
*マイアーキテクト/2003/米/ナサニエル・カーン/116分
Q-AXシネマという新しく出来た映画館。オシャレな建物だが立地があまりにひどい。道玄坂のライブハウスやクラブ、ラブホテルなどが建ち並ぶ場所。なぜ映画館をああいうところに建てようと思ったのか本当に理解に苦しむ。夜のロードショーなんて一人でもう怖くて観に来れないな。ユーロスペースまでこっちに来てしまったけど、もう行くことは殆どなくなるだろう。
さて、肝心な内容の方だが、ルイスカーンについては今まで十分な知識がなかったので勉強にはなった。しかも、これまでなかったような知見、女性関係であるとか複雑な人間関係を中心に明らかにしていく手法自体は非常に好感がもてた。でも、ドキュメンタリー映画としてみた場合やや内容が退屈だったのと、無意味で感傷的な建築のカットの反復は正直耐え難いものがあった。建築を見せるなら見せる、見せないなら見せないとハッキリして欲しいというか。
と不満タラタラな感じになってしまったが、この映画をきっかけとして設計事務所で頑張る友人二人と久々に会えて刺激になったので★1.5


*前川国男展@東京ステーションギャラリーにもいってきました。
最終日ということもあり大変な人混みで殆どみれず。。。でもブックレットは非常に素晴らしい一品。じっくり読もうと思う。