ロヴァニエミ、14時頃アクティウムから北方向をのぞむ。
ロヴァニエミ美術館、Juhani Pallasmaa、1986
倉庫を改修してできた美術館の照明。照明が天井の形状に影響を及ぼす。
最近はやっと寒くなってきました。寒いのには弱い方ではないですが、さすがにマイナス10℃くらいはちょっと出るのがおっくうになって引きこもりになりがちで、かつテレビを手に入れて(というか視聴の方法が分かったので)、ディスカバリーチャンネルをよくみています。
一月の上旬にはラップランドに行ってきました。うっすらとオーロラがみれたし、ロヴァニエミも体験できて面白かったです。太陽が低い位置を推移しているので日没頃のうっすらと明るい空の色は印象的でした。大昔のことを想像してもし建物も少なく木々に覆われ、この不思議な空の色や季節の移り変わりの速度を考えるとサーミ人が精霊信仰なのもなるほどと思います。自然が全てを司るものであり、その声を聞くことが出来る人が現れシャーマンになる、、、
ちなみに僕が行ったときの気温は-20℃くらいでした。-20℃の世界は本当に凍てつく感じなので顔が硬直し、息を吸うと咳き込むし、30分くらいするともうこらえられないくらいになってしまったのですが、どことなく気が引き締まる感じで心地よくもありました。月末にもう一度ロヴァニエミの先のレヴィという所に雪像コンテストみたいなやつに参加しに行く予定です。今のレヴィの気温は-32℃だとか。困ったものです。しかし今度はしっかりオーロラをカメラでおさめるつもりです。
月別: 2007年1月
HELSINKI16|休日、映画
ヴィートゥレスクに使われていたタイル。暖炉などに部分的にポイント材のように使われていて効果的だと思いました。
最近は二個のコンペをやっています。一つは終わったのですが、もう一個の学校の課題のコンペはこれからです。
最近になってようやく頭や手の動かし方を思い出してきた感じがしています。やはり対話とコンセンサスが重要だと感じる日々です。常に実物のコンストラクションやディテールを意識する、というのも案を考える段階では傷害にもなるけどヒントにもなるなあと考えたり。もっといろいろ技を知っていればなあ。
映画を見ました。
*Broken flowers/Jim Jarmusch/米/2005
19歳の息子が実はいる、と匿名の手紙を受け取った主人公(ビル・マーレイ)が、その当時の恋人たちを巡っていくというストーリー。でも結局何も起こらない。過去をたどって行き着くのはちょっとした感傷と、何かしらよくない出来事でしかないということがコメディタッチに描かれている。
最初はなんだか掴めませんでしたが、最近の気分とマッチしてとても印象深かったです。ジャームッシュの作品は何度も借りたりしているのですが、実はちゃんと見るのは初めてかもしれないです。